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ムヨウノヨウ

役に立たないこと書いていきます

私のサウナ道

「サ道」こと「サウナ道」の界隈に私が足を踏み入れたのは気分が落ち込みすぎて地中のマントルに行っているくらいの時だった

 

そのとき、タナカカツキさんの記事を見てサウナに興味を持った

サウナについて少し調べるとサウナに入れば、憂鬱な気分も晴れるというのではないか

「この最悪な気分から抜け出せるなら」と、重い体を動かして近くのサウナのある銭湯に出かけたのであった

morning.moae.jp

 

「平日の真昼間から若者が働かずにサウナとはいいゴミ分だ」と思われていないかと、しわしわな全裸のご年配の方々の視線を気にしながらも、少し体を洗った後にサウナに入った

 

休日でも人の少ない銭湯なので平日の昼間となれば貸し切り状態だった

熱源から近くもなく、遠くもないちょうどいい場所に座り、どこかもわからない場所で食レポをしているテレビを見ながら熱さに耐える

元々、私はあまり熱に強くないのか湯船に入るときも3分ほどで上がってしまう

サウナでも例外ではないらしく、大体3分ほどで「ここから出たい」という欲求が脳から発せられた

「なにを言っているんだ、もう少し我慢しろ」という声と「いや無理っす、こんなん拷問ですやん」という声がせめぎ合う

本来は10~15分ほど入いるのがいいらしいのだが、私は7分ほどで出てしまった

 

そして問題の水風呂である

いきなり水に入っても心臓がびっくりしないように手で水をすくい、体にかけて慣らしていく

これは私が小学生のプールの授業の時に学んだ知恵である

呼吸を整え、覚悟を決めていざ突貫!

ザブン、うぎゃあ冷たい

サウナも拷問のようだったが、水風呂も拷問のようなものだ

しかし、「サ道」でもあったように水の膜が出てくると気持ちよくなってくる

どのくらいでも入れそうだが、あまり長居すると死んでしまうのではないかと怖くなり、約5分で出る

 

そして近くの椅子によりかかる

「本当にあの記事のようにサウナトランスなんてあるのか?」と思いながらしばらく休んでみる

少し待っていると、じわじわと世界が回り始めた

まるで立ちくらみの時の空間が曖昧になっているような感覚である

このまま今感覚に身を委ねてもよいのか少し怖くなりながらも、いけるところまで行ってみることを決意する

するといきなり、脳内に快楽物質が駆け巡るような感覚がでてきた

世界はいまだ速度を速めて回りだす、しかし脳内で感じる快楽の前にはそれすらも楽しめる

すごい!すごいぞ!サウナトランス!まるで危険な薬物を摂取しているときの体験をしているようだ

私はもうやみつきになってしまった

 

そして、もう一度サウナトランスを体験しようと再びサウナ、水風呂と入り休む

しかし、サウナトランスは訪れない

危険な薬物も摂取していると耐性が出来てしまうというが、サウナも例外ではないというのか

もしかすると、サウナに入る前にある程度体を温めないと効果があまり出ないのかと思い、一度湯船に浸かり、本日3度目のサウナに入る

 

そして、水風呂に入ってまた休む

すると再び世界が回りだした

「お、来たか」と思ったが今度はなんだか違う

あれ、なんか気持ち悪い、吐き気がこみあげる

それでも世界は回り続ける、それがさらに吐き気を助長させていく

完全にサウナの過剰摂取、オーバードーズである

急いで銭湯から出たが、その日1日は吐き気が続いた

 

そうして結局、すっきりするのかどうかよくわからないまま、私の「サ道」が始まった

それからは、銭湯に行った1日につき1回の摂取を守っている

「サウナの過剰摂取、ダメ、絶対」

「人間やめますか?それともサウナやめますか?」である

 

サウナも近頃は入っていない

欲望は日々増していくばかりである